椹沢地区紹介


@稲荷神社 (上椹沢) 通称「最上稲荷神社」(さいじょういなりじんじゃ)
 
 


 椹沢コミセンの南東に鎮座している。
由緒沿革によれば、祭神は保食神、創建は不明だが、最上家最盛時には鎮座し、村民の崇敬甚大であったという。境内に小さい石の祠堂を建て神を祀ったが、享保13年(1728年)山形城主堀田正亮公が崇敬し、社殿を再建し祠堂より祭神を遷座し、他に石碑の湯殿山、蔵王山、太神宮を鎮座した。毎年旧三月十九日、旧四月十九日に祭典を行った、とある。しかしながら、拝殿東側に太神宮、蔵王山、湯殿山(文政8年)、湯殿山(安政4年)があるが、いずれも1800年代の建立で年代が合わない。
 太神宮と湯殿山(安政4年(1857年))に地主山川栄六の名があり、当初、他所に建立されていたものが後年、境内に移転されたとも考えられる。湯殿山(文政8年(1825年))の左側に導師清長院(山形市村木沢若木)と大越家教覚院(下椹沢)が連名で彫られてある。他に、奉納御宝前(手水鉢)、万年堂が建立されている。

 参考文献  
・最上稲荷「由緒沿革」
山形市神社誌 昭和47年 山形市神社惣代会 ・石造文化財をたずねて 昭和60年 ・同(続編) 昭和62年 椹沢郷土史研究会


   



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