馬頭観世音碑   
   富の中内の通称「富の中の坂」と呼ばれた坂の道路端にあったが、昭和42年道路改修の折に現在の場所に移された。
 昔、荷物を大量に積んだ荷馬車が遠方より須川に辿り着き、山形を間近にして最後の難所であるその坂に差し掛かり、人も馬もこの坂道を全力で登るのだが、怪我をしたり、亡くなったりしたものもいたのだろう。村人たちは馬頭観世音碑を建て、その霊を供養したといわれている。