富の中大日堂  
   沼木の郷司であった綾之助が、大日如来様を護り本尊として自宅屋敷(沼木の産業短期大学校の東周辺)に天徳2年(958)に建てたもので、元和元年(1615)に、この地に移し建立されたものである。
 寛政2年(1790)に火災により焼失、翌年再建された。風格のある本堂、落ち着きのある石畳参道、おい茂る杉林は、当地区の原風景として、平成元年(1989)山形市のうるおい百景のひとつに選ばれている。