羽黒堂の一本杉  
   羽黒堂は地名である。言い伝えによれば、一本杉は山形霞ヶ城築城の時、戦略上、城を中心にして距離と方向、目標を測る目的に植えられたといわれ、西の出羽三山と東の蔵王山の直線上にあり、また、富神山の頂上と霞ヶ城も結ばれる。
 落雷や火災等により、昔の面影は失っているが、樹齢400年をこえる幹の風格は歴史を偲ばせる。
 平成元年に山形市のうるおい百景のひとつに選定されている。