地区紹介 本文へジャンプ

馬道の両観音様

 上飯塚と下飯塚を結ぶこの辺の旧道は「馬道」と呼ばれていた。もとの村道でもあった古道は江戸期は無論のこと、中世の飯塚集落成立の頃より使われていたものと思われる。
錫杖を持ち、両の足もとに童子がすがっている石造は子安観音で、安産と子供の安全を祈る当時の人々の気持ちが伝わってくる。馬頭観音の石塔は、馬士講中として20人ほどの名が刻まれ、馬の供養と通行の安全を祈願した。
両観音ともに、江戸期末の安政3年(1856)の年号が見える。
 
 
地区紹介へ戻る