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願王地蔵

 「願王地蔵」と呼ばれているこの石仏には、左側に「安永五(1776)申二月八日」、右側に「施主天仁玄勝」と刻まれている。また、新旧二対ある幟の旧い方には「奉願王菩薩、維時若木十七甲申、辰三月廿有四歓喜緑正庵敬書」と書かれている。
「願王」とは仏・菩薩の願の根本をなす願、という意で、密教で願王菩薩といえば金剛寿命を授ける普賢菩薩(延命菩薩)を指す。普賢、地蔵の縁日がともに24日であることなどから、何時のころからか庶民の信仰厚かった地蔵菩薩に変容したものと思われる。

















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