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木綿取地蔵様

 昔、静雄という若者が人さらいから逃げてきた小百合という娘を鎧櫃に隠し故郷の那須まで送り届けた。そのお礼にもらった金銀を生み出す不思議な手箱からは糸車の音がする。「絶対見てはならない」約束を破って開けて見ると、小さな糸車に手をかけたままで小さな姫が息絶えていた。かわいそうなことをしたと思い、手箱ごと村はずれに葬って建てたのがこのお地蔵様である。
その後、ここの前を通るたびに木綿を紡ぐ糸車の音が聞こえるのだと言う。
若者は飯塚武田家の人と言われる。


























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