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鶴塚

 昔、親孝行のタケという娘が崇山権現へお参りした帰り、白羽の矢で射られた鶴を拾った。「届けなくては」と庄屋様に相談すると、「これはタケの親孝行に免じ、崇山様が下された恵みの鶴である。一切の責めは私が負う」と請け合ってくれたので、重病の父親に食べさせるとたちまち回復。手を取り喜び合うところへ「城の役人が矢負いの鶴を探している」と報せが入った。
庄屋様はあわてず騒がず、「証拠の矢も骸も我が屋敷の隅に埋め、竹を植えよ」と指示、役人には知らぬ存ぜぬで通し、タケとその家族を守った。
飯塚楯の外濠・南側に位置する此処がそのときの竹藪であるという。

















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