村木沢の概要
村木沢地区は、昭和31(1956)年12月23日、山形市に合併しました。市の西部に位置し、フクロウが生息する緑豊かな西部山岳と、のどかな田園に囲まれた静かな地区です。農産物の栽培が盛んで、近年、啓翁桜や伝統野菜の悪戸いもは地区の特産物として全国に知られるようになりました。
春になると見事な桜が咲き誇る村木沢小学校は、通称「桜ヶ丘小学校」と呼ばれています。小学校からは、蔵王をバックに山形市街地が広がる絶景が見られます。特に、冬の澄んだ空気に輝く夜景は、息を呑むほど感動的です。
地区の西部に位置する出塩集落には、知恵の神様を祀った出塩文殊堂があり、受験シーズンには多くの受験生が祈願に訪れます。境内には古くから地区に伝わる七不思議のひとつ、二本の幹が癒合した夫婦杉(めおとすぎ)があり、夫婦円満と縁結びの神とされています。参道には、約40種2,500株のあじさいが植栽されていて、初夏になると色とりどりのあじさいが咲き誇ります。毎年6月下旬から7月中旬にはあじさい祭りが開催され、515メートルの静かな山の参道が賑わいを見せます。
各地区に遺された史跡、今もなお伝承される伝統芸能や伝統野菜、暮らしてきた人々がつくり上げてきた長い歴史と風土が魅力の地区です。
村木沢の自治会
上平(うわだいら)・山王(さんのう)・長根(ながね)・長岡(ながおか)・金沢(かねざわ)・佐野(さの)・的場(まとば)・あじさい・悪戸南(あくとみなみ)・悪戸北(あくときた)・上宿(かみじゅく)・中宿(なかじゅく)・下宿(しもじゅく)・若木(わかき)・足沢(あしざわ)・出塩(でしお)・大谷地(おおやち)
17の自治会と、各団体からなる村木沢地区振興会が地区の振興を支えています。
地区の情報
人口
1,730人(男性 844人 女性 886人) 世帯数 607世帯
(令和4年1月1日現在住民基本台帳に記録されている人口及び世帯数)
主な施設
山形市立村木沢小学校
山形市立第八中学校
村木沢コミュニティセンター(あじさい交流館)
村木沢郵便局
山形県農業総合研究センター
特産物
米・啓翁桜・大豆・そば・枝豆・悪戸いも
伝統芸能
若木田植踊り(若木田植踊保存会)
イベント
あじさい祭り・球技大会・村木沢地区みんなでウォーキング・総合文化祭
活動団体(外部リンク)